エースの車検

 

どうも、てんちょ~のあっつんです。

 

 

 

今回は「エースの車検」について書いてみたいと思います。

 

 

 

車検って・・・毎回、必要だから出してはいるけれど、

実際どんなことしてるの?!っていう疑問もあると思います。

 

車検の基本的な流れは、

 

(1)車両外観のチェック・・・車検不適合の箇所があるかチェックします。

               タイヤの残量、灯火類、マフラー音量、オイル漏れ、光軸等

 

(2)法定点検64項目チェック・・・上記以外に、消耗品の磨耗等をチェックします。

                  スパークプラグ、エアクリーナー点検

                  ステアリングやホイール等のガタなど

 

(3)車検コースへ持ち込み・・・当店は指定工場ではないので、

                陸運局へ車両を持ち込み、ブレーキの効きやスピードメーター、

                光軸、その他の検査をします。

 

 

基本的には上記で車検は完了となるのですが、

プラスアルファとして、

 

(4)摺動部の清掃、グリスアップや各部の給油

 

も車検の際には行っておきたいところです。

ただし、手間が大きく変わるので、

それをするかしないかで料金にも違いが出ます。

 

 

そこで気になるのが車検料金ですよね。

エースでは、車検メニューを今年見直しました。

 

これまでは全て細かいところまでキッチリやる前提での値段設定で

場合によっては少しお高いかも・・・と思うこともあったのですが、

以下の3つのコースに分けて料金を設定しました。

 

 

1、【基本車検コース】

 

法定点検64項目の点検を行い、消耗品のチェックや

バッテリーの点検、オイル漏れ等のチェックを行い、

光軸測定、排ガス検査も行います。

 

 

2、【安心車検コース】

 

上記の点検に比べて、

ブレーキキャリパーの清掃・給油、

ブレーキレバー、クラッチレバーの給油、

各ワイヤーの給油、前後アクスルシャフト給油等を行います。

 

検査に通る/通らないに関わる部分だけでなくそれ以外にも

細かい部分のメンテナンスをキッチリと行うことで、

各部にとって望ましい状態がキープされて、

より長く安心して乗って頂けるようになるコースです。

 

 

3、【エコノミーコース】

 

こちらは前回当店で車検を受けていただいたお客様及び

新車からの走行距離が少ないお客様限定でお選び頂けます。

車検対応点検のみを行い、車検を通すだけとなります。

 

要は前回の車検でメンテナンス状態を把握できている車両、

走行距離が少なく、必要なメンテナンスが限られている車両に対して

不要な点検を省くことでリーズナブルに車検を受けられるように考えたコースです。

 

 

 

 

料金は、コチラをご覧ください。

 

 

今回は一例として、

先日車検のご依頼を頂戴したT様のCB400SFの車検の様子を

ご紹介させていただきます。

 

T様にも、ご納車の際に写真をお見せしてご説明したかったのですが、

たまたま僕がモトクロスを見に行っていた日にお引取り頂いたので、

写真を見てもらうことが出来ておりませんでした。

 

T様にもこの機会にご覧いただけたらと思います(><)

 

 


まず、こちらがT様のCB400SF revoです。

とてもキレイに維持されています!

 

まず、外観チェックでタイヤ、ブレーキパットの残量、

エンジン他のオイル漏れ、灯火類をチェックします。

これらは、全く問題なしです。

 


 


タンクを外して消耗品のチェックです。

 

スパークプラグの状態は、交換が必要な状態ではありませんでしたが、

締め付けトルクが少し弱かったのか、ネジの部分まで燃焼ガスが来ていますね。

カジリ防止のグリスを塗って再組み付けしております。

 

 


エアクリーナーエレメントも少し汚れていますが、まだまだ交換不要です。


冷却水が少し減っていたので、補充しておきました。

 

 


今回は安心コースでの車検のご依頼を頂戴しましたので、

細部まで見ていきますよ。


安心コースのブレーキ周りの清掃、グリスアップです。

 

ブレーキキャリパは左上の画像のように、ブレーキダストで汚れてきます。

また、年数が経ってくると右上の画像のように、ピストンに細かいサビも出てきます。

 

この状態のまま乗り続けていてもすぐには不具合が出ることはありませんが、

サビがどんどん広がっていくと、早い時期にキャリパーオーバーホールが必要となり、

余分な出費となってしまいます。

 

 

 


清掃が完了したピストンがこちら。 ↑


また、可動部にはシリコングリスを、

パッドやパッドピンにはパッドグリスを塗り再度組み付けしてあげることで、

キャリパーを良好な状態に保つことができ、

要オーバーホールとなる時期を延ばすことができます。

 

 

 


続いて、リアホイール周りの点検~。

 

リアホイール内のベアリングの点検及び

ホイールダンパー(右上のホイール内の黒いゴム部品)の点検をします。

ホイールダンパーにガタが出てくると加速・減速時にショックが出てきます。

 

T様のCBはどちらも全く問題ありませんでした(^^)

 

 

 

 


ホイールを外した際には、

普段なかなか清掃できないスイングアームの内側もキレイにしておきます^^

 

 

 

 


続いてはフロント周り~。


フロントホイールも同様にベアリングの点検を行い、

組み付け前にはホイール無しの状態でアクスルシャフトをフォークに組み付け。

左右のフォークの位置が均等でないとスムーズにアクスルが入っていきません。

こちらも全く問題ありませんでした。


組み付け時にはシャフト、カラー部にグリスアップも忘れずに組み付けします。

 

 

 

 


続いてレバー周りのグリスアップ。

 

左右レバーはバイクに乗る時に一番よく使う箇所ですね。

 

レバーの根元のピボットボルトは組み付け時にはグリスが塗られていますが、

使用過程において油分が減っていき、次第にサビも出てきて、

動きが悪くなってしまいます。

 

T様の車両はきっちり油分が残っていましたが、

より良い状態を保つためにも古いグリスを除去して

再度グリスアップして組み付けしております。

 

また、クラッチワイヤーもよく使う箇所ですので、

ワイヤーインジェクターを使用して給油しております。

 

ワイヤー式クラッチの車両でクラッチが重たいなぁと思われたら、

上記の作業をするだけで、とても変わりますよ。

 

 

 


最後に、車検時に同時交換しておきたいのがブレーキオイルの交換です。


交換前後でブレーキオイルの色が全く違うのが分かってもらえると思いますが、

ブレーキオイルは吸湿性があるので、走行距離に関わらず定期交換が必要です。

 



 

他にも細かい作業箇所はありますが、おおまかな作業は以上です。

最後に洗車をして、全て完了です!

 

 


 

 

多くの作業は、きっちりやっていても

外観を見ただけでは分かりにくいことばかりです。

 

ですので僕はこうして工程を写真に撮って、

納車時にお客様にお見せしながらご説明をさせていただいております。

 

(今回はめったにない僕の不在時で申し訳ありませんでした。

 また、早くこの記事をUPしたかったのですがなかなかできませんでした><;)

 

小さな作業の積み重ねで、愛車の良いコンディションを保てますし

手遅れで大きな修理となってしまうという事態を防げます。


 

 

実はひとくちに『車検に通った』というだけでも、

どこまでキッチリやっているかは目に見えないことですし、

作業した者にしか分からない場合が多いと思います。

 

 

ですから、これからもお客様に分かりやすく、

安心してお任せ頂けるような工夫をしていきたいと思います。

 

 




こうしていちいち長くなってしまうので、

『最近のエース』の更新も時間がかかってしまうんですね~(ーー;)


最後まで読んでくださってありがとうございました。

 



 

 

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コメント: 2
  • #1

    GROM辻 (土曜日, 18 7月 2015 07:59)

    「バイクなんぞに車検とはな」とはよく聞く話です。
    私のまわりも「ユーザー車検で2万くらいで済んだ。ディーラーに出して6万とかアホ。」とか聞こえてきます。

    まあ、腕に覚えの方はいらっしゃいますし、本来のバイク乗りの姿勢からすると整備知識を得て「自分でできることは自分でやる」というのは賞賛されるべきなのかもしれません。

    私の場合は免許取って1年ですから知識は全くありません。
    やることは空気入れてオイルの量を見てチェーン磨くぐらいです。
    ですから整備はディーラーまかせです。
    VFRは栃木のドリームへ、GROMはエースさんへぜぇ〜んぶ丸投げですw

    だってですよ、GROMは90kmぐらい出ますし、VFRは東北自動車道で軽く1●●kmくらい出ます。
    もしも整備に不備があってバランス崩したらそりゃもう楽に死んだばあちゃんに会えます。
    いや、ばあちゃんに会えたらいいけど、中途半端に死に損なったら・・・やめとこう。
    そうは言っても、私みたいにトップボックスやヘルメットホルダーまで丸投げするというのもいかがなものかと思いますがwww

    高校の時に明南のクソ教師とオカンに二輪を阻止されてこのかた、40年ぶりに見た二輪は驚くべきものでした。
    インジェクション化から始まって、ABS、なんとトラコンも装備って四輪か?
    加えて電子制御サスに、バックスリッパークラッチ、オートシフターときたもんだ。
    もうあんたねえ、腕いらんやんwww

    こんなフル電子制御のバイクなんて自分で整備したらヤバイ、てゆうか整備できまへん。
    昔は四輪もキャブをソレックス、サスをモンローやビルシュタイン、マフラーは何にしようか・・・と色々楽しかったのですが、今はもう・・・「いじると遅くなる」www

    今後もABS義務化を始めとして、どんどん二輪も四輪化が進むと思います。
    どんどんユーザーレベルの知識でどうにかなる事は少なくなって行くでしょう。
    バイク購入の際は値段ではなくディーラーの姿勢と技術力で判断せねばなりません。

    まあ、色々ぐだぐだ言ってますけど、要するにですね・・・

    「しんどいのはイヤ」
    「手が汚れるのはイヤ」

    師匠:「バイク乗りたるもの、自分でできる整備は自分でやる」
    私: 「金で解決できることは金で」(爆)

  • #2

    あっつん (土曜日, 18 7月 2015 13:02)

    GROM辻様

    コメントありがとうございます。
    カスタムやメンテナンスに関しては、なるべく自分でやってみたい方、できるだけ安くあげたい方、全てこちらにお任せして頂ける方、何も分からずに放置になってしまう方・・・
    本当にいろいろですね。

    バイク屋にやってもらう費用を高いと思うか、安心料や技術料を含めて妥当と思うかも、それぞれの経験などによる感覚がおありなので、それぞれの付き合い方で良いと思います。

    販売店としては、信頼していろいろお任せいただけることはとても嬉しいですが(^^)

    辻様のご来店は当店にとって、もはや「長期休暇時期の風物詩」となっております(笑)
    8月も楽しみにお待ちしております!